2017年2月21日火曜日

やる気という落とし穴


何でもいいからとにかく頑張ろうと思う時には,よく”やる気を出すぞ”とか”意欲的に取り組もう”って思いますよね!?
ところが,やる気マンマンで気持ちは高まってるけど,実際の行動が伴わないという失敗の典型は,やる気という言葉に騙されているからです.このやる気や意欲という言葉の曖昧さに落とし穴があります.



やる気とは,何かをやろう(=頑張ろう)という気持ち.
意欲とは,何かをしよう(=頑張ろう)と思うこと.

やる気や意欲は大まかに言うとこのような意味になります.頑張ろうとすること自体はとても大切だし,人生を豊かなものにしてくれると思います.
しかし,これらの言葉の意味を考えると,何に対して向けられた頑張ろうという気持ちなのかが非常に曖昧で,自分のたどり着きたい未来が明確ではない状態となっています.

そのため,やる気に満ちた状態であったとしても,何をどのように頑張れば良いのかわからない.または,頑張ってもそれが良い方向に進めているのかどうかがわからないし,いつまで頑張れば良いのかもわからない.このような状態に陥ってしまう可能性があります.
人は何らかの成果が出ないと努力を継続させることはできません.頑張っても無駄だという諦めの気持ちや頑張ることに対する抵抗が生まれるといった,もっと恐い事態になりかねません.
これは”意欲”についても同じようなことが言えます.

やる気という言葉の落とし穴に引っ掛からないためには,頑張る気持ちの向かう先として目的や目標を設定することがとても大切になります.

0 件のコメント:

コメントを投稿