2017年8月20日日曜日

地域支援のための自主シンポジウムを開催!!

この度,私たちで立ち上げた『きびだんごの会』という勉強会の主催でシンポジウムを開催することとなりました!!
この『きびだんごの会』ですが,作業療法士や社会福祉協議会職員,医療ソーシャルワーカー,社会福祉士,保健師,ケアマネージャーといった地域支援に関わる職種のメンバーで構成された会です.

地域支援を行うためには様々な職種が連携しなければならないのは周知のことですが,果たして私たちはお互いの職種のことをきちんと理解しているでしょうか?
正直なところ,作業療法士である私はPT(理学療法士)さんと呼ばれることが多々ありますし,社会福祉士さんや医療ソーシャルワーカーさんがどんな仕事をしているか十分には知らない状況でした.そのため,他職種が私に期待すること,私が他職種に期待することがチグハグになってしまっていました.
『きびだんごの会』では,自分の職種がどんな理念や信条を持って,どんな仕事を行っているかをお互いにプレゼンし合い,さらに自分個人はどんなことに関心があってどんなことが得意かをアピールしていきました.
そうすることで,地域支援の中での困り事に対して誰に協力を求めれば良いか,お互いの得意なことに関して相談するきっかけとなっていきました.

その中で,まだまだ課題だらけの地域支援に対して同じような悩み事を抱えた方々のヒントになったり,多職種での集まりを通して繋がりを作るきっかけになればと思い,今回のシンポジウム開催の運びとなりました.


今回のシンポジウムでは,(1)訪問リハで関わる対象者の方に対して,新たな社会資源を作ることで地域への参加に繋げた作業療法士と社会福祉協議会による連携,(2)自分の住み慣れた地域で,自分の大切な想いを残された人に繋ぐためのQOD(死の質;いかに満足して死を迎えるか)に対する支援,(3)倉敷市にある様々な通いの場(サロン,カフェ,集いの場など)の役割を紹介し,基本情報や活動内容をガイドブックにまとめ上げた制作者の想いについて講演を行います.
その人らしく地域で生活するために,地域での活動・参加につなげる支援,地域で最期を迎えられるための支援,地域にある様々な社会資源について知ることで,私たちにできることを一緒に考え,取り組んでいける仲間を作りたいと思っています.

ちなみに,今回のシンポジウムのために作成した素敵なチラシですが,芸術科大学を卒業した後に作業療法士になったという熱意のあるパワフルウーマンに作ってもらいました.
せっかくなので,チラシ全面推しで広報していきたいと思います.

地域支援に関わる方で現状に悩みを持っていたり,不全感のある方にとってはたくさんの刺激をもらえる会になると思います!
ぜひぜひ奮ってご参加ください!!