2017年2月18日土曜日

どうやって自分を変えるのか??

今までの自分を少しでも変えたいけど,なかなか一歩前進することができない.

自分を変えられない理由として,⑴変わるための行動に不安や恐怖がある,⑵人の記憶はいい加減で忘れっぽいと紹介しました.
それらを乗り越えるためには,それなりの対策が重要になります.


”夢を叶えるゾウ”で有名なガネーシャ

⑴への対策として,行動を起こす際に生じる不安や恐怖に打ち勝つために,心のホメオスタシスを飛び越えることが必要になります.
人のもっとも根源的な動機は,好きという快感情と嫌いという不快感情です.やっかいなことに,人は不快感情の方が強く作用するという特徴があります.つまり,嫌なことから逃げる方がまさってしまうのです.
しかし,これをうまく利用して,「〜ができない自分は格好悪い」や「いつまでも馬鹿にされるのが嫌だ」という不快感情によって動ける方法を考えます.そして,本当に変わりたいのなら,後先考えずに思い立ったその瞬間に行動を起こすようにしてください.
そして,できない理由や変わることのできない理由ばかり考えるのではなく,できる理由や変わることのできた嬉しさをたくさん考えるようにしてください.

⑵への対策としては,いかに記憶を鮮明に保ち,忘れても思い出せるようにしておくかが重要なポイントとなります.
自分は記憶力が良いからとか,こんなに大切なことは忘れるはずがないと思っていても,胸の中で留めているだけでは数日も覚えておくことはできませんよ.自分を過信してはいけません.
忘れないようにするために最も大事なことは,アウトプット(=外部に向けた表現)することです.自分がどのようになりたいのか,何をすべきなのかをメモや張り紙,スマホに書き込むだけでも良いので,すぐに目に付く状態にしてください.さらに,その内容を誰かに語るようにもしてください.これらは単に外部に記憶を残しておくためだけでなく,書くという書字機能や話すという発話機能によって脳全体を活発に働かせることになります.
視覚記憶や聴覚記憶などどのような記憶の回路が得意なのかは人によって違いますが,まずは脳全体の機能を使って夢や目標を忘れない,思い出せる状況を作り出すことが必要です.

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